日本財団 図書館


 

<ガーゼ>
ソフラチュール(10cm×10cm)
強い抗菌作用を持つフラジオマイシンを特殊なガーゼに含ませ、剥がれやすくするなど使用の便をはかったものである。
適応:抗生剤軟膏と同じ。
用法:必要な大きさに切り取り。直接患部に当て、その上から滅菌ガーゼで扱い、包帯する。
注意:かゆみ、発赤、腫れ、熱感などが現れたら、使用を中止する。長期の連用を避ける。
保管:冷所保存。
有効期間:2年。
<鎮痛鎮痒収斂消炎剤〉
チンク油
チンク油
亜鉛垂50%、植物油50%を混ぜたものである。炎症を去り、分泌物を少なくし、表皮の形成を促す。
適応:小範囲の湿疹・皮膚炎。小範囲の第1度熱傷。
用法:1日1−数回直接湿布し、その上にガーゼを当てて包帯する。
注意:1. 重度または広範囲の熱傷には使用しない。
2. 発疹を刺激感が現れたときは、使用を禁止する。
亜鉛華澱粉製剤
?@シッカロール
?AベビーパウダーS
亜鉛華(酸化亜鉛)50%、澱粉50%からなる。炎症面を保護し、汗や分泌物を吸い取って、蒸発を助ける。
適応:汗疹(あせも)、湿疹、びらん(ただれ)。
用法:病巣に散布する。また各種軟骨を塗布した上に散布して用いる。
外用抗ヒスタミン製剤
?@レスタミンコーワ軟膏1%
?Aベナパスタ軟膏4%
発赤、膨疹(みみずばれ)、かゆみを著明に抑制する。
適応:じん麻疹、皮膚掻痒症、虫さされ。
用法:1日数回塗布または擦り込む。
注意:1. 炎症症状が強い皮膚炎の場合は、適切な外用剤を使用して炎症を軽快させる。それでも掻痒(かゆみ)が残る場合に使用する。
2. 発赤、腫れ、湿潤(ただれ)などが現れたことは、使用を中止する。
保管:室温保存。
パップ剤
<冷湿布>
?@ゼノールプラスター(14cm×10cm)
?AパテックスA(14cm×10cm)
血行改善・鎮痛・消炎などの効果をもたらす薬物を配合したものである。
適応:捻挫・打撲、筋肉痛、肩こり、腰痛、関節痛、骨折痛。
用法:?@?Aとも1日1−2回貼付する。冷湿布か温湿布かは、使用して気持ちのよい方を選ぶ。
注意:1. 創傷、湿疹、発疹のある部位には使用しない。
2. 発赤、発疹、腫れなどの副作用が現れることがある。
保管:冷所保存。
<温湿布>
MS温シップ(14cm×10cm)
鎮痛のほか血液循環をよくするために、トウガラシエキスを配合したものである。
適応:捻挫、打撲、筋肉痛、関節痛、骨折痛。
用法:1日1−2回貼付する。
注意:1. 本剤に対して過敏症の人は使用しない。創傷・湿疹・発疹のある部位には使用しない。
2. 発赤、発疹、腫脹などが現れることがある。
保管:直射日光・高温を避ける。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION